思生活

平成初頭に誕生日した永遠の0歳(イボ痔)。音楽、ガジェット、ゲーム、雑学、疑問、ネタ、酒、くだらないことを全力で感じるままに記事にしていきたい。

修学旅行に行ったら大事件に巻き込まれた話

今週のお題「修学旅行の思い出」

こんにちは~ウミガメックスです。
私の高校は私立だったので修学旅行は海外でした。都会の喧騒を離れ、約2週間アメリカの田舎で過ごすという今考えても良い旅行だったと思う。

あんな怖い体験がなければ・・・

初めての海外旅行ということもあってパスポート取りに行ったり、みんな修学旅行の為の説明会みたいなのも何回も聞かされながらもウッキウキの状態だった。仲の良い友達と2週間も実質タダみたいなもんで海外いけるんだからそりゃもう有頂天だった。

当日の朝、上野駅かなんかにみんなで集合して空港まで行くのですら楽しかった。ただ、うちのクラスはヤンキーが0で、全員めっちゃシュールだったのでギャルがうるさく感じた記憶がある。飛行機が離陸した時にギャル達もテンションが上がったのかみんなで拍手してるシーンには大人気取りの俺には耐えられないレベルだったのをよく覚えている。
まあそんなこんなで何時間もかけて無事についた初めての海外。そこは空気の匂いだったり、街並みだったり、日本と全然違う感じがしてすごいわくわくだった。うちの高校の施設みたいなのがあったからそこで2週間過ごす為、日中は色んな所にいったり、向こうの大学生と話す機会を設けられていたりはしたが、夜は完全に日本と変わらなかった。若いのもあってか一日数時間寝れば平気だったし、夜中騒いでも周りに何にもないから全く怒られないしで、好きな音楽聞いたり、くだらないことを永遠と話してた。
最初は洗濯とか買い出しとか慣れなくてみんなで新鮮な感じだったけど、常に好奇心がある年ごろの俺たちは順応するスピードも尋常ではなく、もうすぐ一週間ぐらいの時点で既に完全に生活することに慣れていた。

そして事件が勃発した。

8日目ぐらいの深夜2時頃。相変わらずどこの班も起きてて各部屋で談笑している声がかすかに聞こえるような状態。今やいつもの景色だった。俺の部屋は4人班、イケメンAとイケメンBはクラスでも学年内でもかなりモテる顔面をしてる。もう一人は俺と同じでふっつうの感じだったけど、班員三人とちょびっと壁があったけど、でっかいし大人な感じで三人を見守ってる感じだった。よく他の班員の部屋にみんなで遊びに行ったりもしていたので男子はみんな協調性があった。その日も他の班員が何人かきて、くだらない下ネタで騒いでいたのを覚えてる。
いつも通り大盛り上がりで他の部屋の班員と盛り上がっていた。そこでいつもの冗談みたいな感じで、俺が他の部屋の班員S君にちょっと下ネタを振った。そのS君はちょっと自分に自信がある雰囲気をいつも持ってるけど、あまりクラスから人気はない、といった具合の、なんというか自分からウケを狙いに行かない感じの男の子だったが、いつも冗談いっても笑顔で返してくれるからそのときもあまり気にせず下ネタを振った。
内容に関してはほんとくだらない、自分の股間自慢みたいな話だったと思う。
俺「ねえねえ、S君はどんぐらいでかいん??俺は玉のほうが自信あるんやけどね!」みたいなほんとどうでもいいやつ。
S君「う~ん、まあそこそこ自信あるかな俺は」みたいに言ってたので見せてくれ~みたいな雰囲気になった。実際見せるわけもないのは全員知っていたので、かる~くこの話題を終わらせようとしていた時にイケメンAが「なんだ、見せてくれないんか~」ってみんなと同じように軽~く言った瞬間、なぜかS君はイケメンAにだけ何故か過剰に反応し始め、イケメンAに大声でいきなり「今なんていった?!?!あやまれええええええ!!!」って言い始めた。

時が止まった。

しかもS君の様子はさっきまで普通だったのに急に全力疾走したの?ぐらい肩を上下に震わせながら呼吸が荒くなって目が遠くなっていた。これ悪霊に憑りつかれた?いやここ日本じゃないから海外の悪霊はタチ悪いな~なんて一瞬思った次の瞬間、おもむろに台所に走っていき、震えた手で握っていたのはそう、包丁でした。

もっと時が止まった。

歯ぎしりなんてしちゃいながら、「オオイ、謝れよ・・・なあ?ころすぞおおおおおおお!!!!!!!」って叫んでた。オイオイ、これこのままほっとけば船越英一郎か、沢口靖子が助けに来る展開じゃないか?!ってぐらいドラマの世界の中に俺らはいた。

俺が振った、ち〇このデカさの話が原因で殺人事件に発展したら、俺はもうこの先なにを思って生きていけばいいの・・・、少なくともお天道様を避け、日陰を歩くことは間違いないと思った。このままイケメンAが刺されちゃったら、とりあえず外の警備員呼んで~とか救急車は119じゃないよな~何番だっけな~とか、近くに武器はないかな~とか殺意を向けられる前に冷静に考えてた。

その場にいた7,8人は完全に声も発することが出来ず、動けない、そんな状態が続いた。

あそういえばイケメンAはどんな顔してS君みてるんかな、と思って目をやると、イケメンAはめっちゃイケメンな顔してS君を睨みつけていた。

な、なんだこの物怖じしない感は!!すげええ包丁持ってフーフーいってるやつを目の前にして防御力ゼロのパンツ一丁状態で仁王立ちしてるのにこんなにイケメンな表情ができるなんて・・・。

多分包丁持ちだしてから俺が上記のようなことを現実時間で10秒ぐらいの間考えていたら、その数秒後にイケメンAは行動を起こした。

イケメンAはパンイチで仁王立ち、更にwinter again歌ってるときのGLAYのTERUよりも両手を大きく広げ、結構な大声で

「刺せよおおおおおおお?!さあ?!」

ええええええええええええ、こいつもトランス状態に入ってやがるううううううう

これにはS君もびっくりしたようで、え?ってなってた。

ひるむことなくイケメンAは叫び続ける。「刺せよおおおおおお!!!!出来ねえだろおおおおおお??!?!?」

S君もう泣いてた。泣きながら錯乱して刺しちゃうんじゃないかぐらいになった瞬間、俺の班のでっかい大人しい子がS君につかみかかって包丁を取り上げてポリスメン並みにマウント取ってた。みんなの硬直も取れて次の瞬間みんなでS君を取り押さえてた。

すぐに先生呼んで、S君が暴れた、とだけたしか先生に言ったんだったような気がする。

さすがに包丁で刺そうとしたなんて言ったら、こいつ少年院やろってみんな思ったのか、確か言わなかったような気がするなあ。

そのあとイケメンAはS君に謝られたようなことは言ってたけど、なんであんな状態で刺せよなんていったん?ってイケメンAに聞いたら、
「刺せるわけないという確信があった」とかいう本当にno reasonなこと言ってて笑った。

S君のその件に関しては、みんななかった事にしてる、というか、あまりにもインパクトがありすぎて逆に悪い噂にもならない感じだった。その後の学園生活も特にいじめられたり、省かれている様子もなかったみたいだった。


もう何年も経つけど修学旅行っていうとあの時の記憶が蘇るなあ。


というわけで懐かしい記憶でした。